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Last Update 2022/11/29
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GCCコマンドオプション
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出力制御に関するオプション


ファイルからコマンドラインオプションの読み込みを実行
英数字または./-_のみが含まれている場合を除き、引数が引用符で囲まれる以外は-vオプションと同様の出力。コマンドは実行されない
-E
プリプロセス実行後に停止
-S
ソースファイルのコンパイルまでを実行
-c
ソースファイルのコンパイルおよびアセンブルまでを実行
-o
出力ファイル名の指定
コンパイルの各段階の通信に、一時ファイルではなくパイプを使用
コンパイラが標準のspecファイルを読み込んだ後に、ファイルを処理
-v
コンパイル過程の実行コマンド・関連情報(バージョン番号)などを表示
全てのサブコマンドの呼び出しにラッパープログラムを使用
-x
コンパイラへ供給するファイルの言語を明示的に指定
コマンドラインオプションの説明を標準出力に出力。
各ツールのターゲットを特定したコマンドラインオプションの説明を(標準出力に)出力
呼び出されたGCCのバージョン番号と著作権を表示

C言語特有の制御に関するオプション

言語標準をANSI C (ISO C90)としてコンパイル
翻訳単位内で宣言・定義された全ての関数のプロトタイプ宣言をファイルに出力
名前付き引数の無い可変個引数関数の有効化
asm、inline、typeofをキーワードから除外。
__asm__、__inline__、 __typeof__で代用可能
接頭辞が __builtin_ で始まらない組み込み関数の認識を無効化
関数で指定した接頭辞が __builtin_ で始まらない組み込み関数の認識を無効化
char型をunsigned charと同様に符号無しの型とする
char型をsigned charと同様に符号有りの型とする
ビットフィールドを符号無しの型とする
(宣言がsignedまたはunsignedのどちらも使用しない場合)
ビットフィールドを符号付きの型とする
(宣言がsignedまたはunsignedのどちらも使用しない場合)
構造体と共用体のメンバのデフォルトのバイトオーダをエンディアンに設定
言語標準を言語標準としてコンパイル

診断メッセージのフォーマットに関するオプション

エラーメッセージをn文字程度の行に収める
エラーメッセージのソース内位置情報を出力指定により制御
メッセージに色を使用。WHENにより色使用時を指定
メッセージに色を使用しない
デフォルトで付加される診断を制御するコマンドラインオプションを示すテキストを出力しない
診断箇所の行と列を示すキャレット「^」を出力しない
機械的に解析可能なフォーマットのfix-itヒントを出力
fix-itのヒントをdiff形式で標準エラーに出力
診断メッセージに列番号を出力しない


プリプロセッサを制御するオプション

マクロ名を「1」として定義
マクロ名定義内容として定義
ビルトインまたは-Dオプションで定義されたマクロ(マクロ名)を取り消す
1行目への#include "ファイル名" の記述と同等の処理を実施
-includeのようにインクルードはせずにマクロを取得
システム固有やGCC固有のマクロを事前に定義しない
-M
-Eオプションと異なり、前処理の結果ではなく、メインのソースファイルの依存関係をmakeのルール形式で出力
-MM
-Mオプションと同様、メインのソースファイルの依存関係をmakeのルール形式で出力
(システムヘッダディレクトリ内のファイルやそれに関連するファイルを含まない)
ソースファイルの依存関係を出力するオプションの出力先をファイル名で指定
-MG
-M、-MMオプション使用時に、ヘッダファイルが存在しない場合でもエラー無しで依存関係リストを出力
-MD
-Mオプションと同様の依存関係出力をファイルに対して実施
-MMオプションと同様の依存関係出力をファイルに対して実施
(システムヘッダディレクトリ内のファイルやそれに関連するファイルを含まない)
処理対象ファイルの前処理済みである場合に使用
-C
前処理の際にコメントを破棄しない
トライグラフを使用可能とする
-H
使用されているヘッダファイルの一覧を出力
-d文字 (プリプロセッサ関連)
デバッグ用のダンプを作成

リンクのオプション

リンク時にライブラリを検索
他のオブジェクトとリンクして実行ファイルを作成可能な共有オブジェクトを生成
オプションをリンカに渡す

ディレクトリ検索のオプション

-I ディレクトリ (-iquote、-isystem、-idirafter)
前処理の際にヘッダファイルを検索するリストにディレクトリを追加
-iwithprefixオプションの接頭辞として接頭辞を指定
-iwithprefix ディレクトリ名 (-iwithprefixbefore)
-iprefixオプションで指定した接頭辞に ディレクトリ名を追加したディレクトリをインクルード検索パスに追加
ヘッダファイルのルートディレクトリとしてディレクトリを使用
ヘッダファイルを標準的なシステムディレクトリで検索しない
-lオプションで検索するディレクトリのリストに、ディレクトリを追加
ヘッダやライブラリのルートディレクトリとしてディレクトリを使用