Last Update 2021/11/10
-Wno-int-to-pointer-cast
異なるサイズの整数のポインタ型へのキャストがあっても警告しない
テスト概要
オプション無し、-Wno-int-to-pointer-castオプションを使用した際の警告出力例
実行環境
GCC-8.2.0
GNU C Library 2.28
GNU Binutils 2.31.1
GNU C Library 2.28
GNU Binutils 2.31.1
コード例・出力内容中の表記
・実行例中の太字表記部分は、コマンドなどの入力された文字列を示します。
・「︙」や「...」の着色省略表記は、 実際のソースコードや出力内容などを省略加工した部分を示します。
・「︙」や「...」の着色省略表記は、 実際のソースコードや出力内容などを省略加工した部分を示します。
使用ファイル
sample.c
#include <stdio.h>
char *sampFunc(char x)
{
/* char型変数xをchar型ポインタにキャスト */
return (char *)x;
}
int main(void)
{
printf("%d\n", (char *)sampFunc(5));
return 0;
}
動作テスト
オプション無しでコンパイルを実行
$ gcc sample.c
sample.c: In function ‘sampFunc’:
sample.c:6:9: warning: cast to pointer from integer of different size [-Wint-to-pointer-cast]
return (char *)x;
^
$ デフォルトで異なるサイズの整数からのポインタへのキャストへの警告発生
-Wno-int-to-pointer-castオプション使用してコンパイルを実行
$ gcc -Wno-int-to-pointer-cast sample.c 警告無し
$